スケッチ三昧

ひとつの時間の過ごし方。
何気なく筆を走らせてみる。その辺にある紙の切れ端をキャンバスにして、肩ひじ張らず流れのままに筆と心が一体化して何かを形づくり始める。そこから始まる何かを探し求め迷いながら試行錯誤の時間を過ごす。これも私の絵との付き合い方であり、人生のひとときの過ごし方なのだ。

たくさんの駄作に囲まれてみるのも面白いかも知れない。

絵を描くことを人生に例えてみるなら、スケッチは自意識から離れた一期一会の境地かも知れない。完成を求めない心…

老猫ミカン素描

猫の傍で私はこの時を生きている
猫は私の傍にいて　私は猫の傍にいる
猫は生きたいように生きていて
私はただそれを羨ましく眺めている

猫は明日を恐れていない
命がいつ尽きるとも悔やむこともない
それは素直に自分の命を生きている証し

 

過去の未来像

【過去の未来～人類の進歩と調和】

未来はいつの時代も輝かしい期待をさせるものだ。
今日生きている社会もかつての期待から生まれた産物だ。
未来に向かって進む途上に必要なものは調和の概念だろう…

 

還暦イメージ：道程

還暦イメージ【道程】

生き長らえる…それは試練に向かうこと。
人生は常に試されながら続いてゆく。
生きることの妙味・歓びもその中に見つける。

 

あけぼの

【曙～文化の始まり】

ふとした思いつきが文化の曙になる
心の琴線に触れたものを大切にしよう

 

還暦曼荼羅：試作の模索＜５＞

【還暦曼荼羅：試作の模索】

テーマに沿った曼荼羅的表現というものを試みてみたい。
例えば「歎異抄曼荼羅」という風に、私的な解釈によって表現し反芻するように思索を重ねる実験をしよう。

 

還暦曼荼羅：試作の模索＜４＞

【還暦曼荼羅：試作の模索】

日々移り変わる確信
それが生命本来の姿というものだ。
滞る信念は執着の様であり
固執する宗教は生命の墓標とも言える

 

還暦曼荼羅：試作の模索＜３＞

【還暦曼荼羅：試作の模索】

人間の生を営む世界は極小の限られたひとつの次元である。
人間の意識の中に階層があり権威があり差別がある限り、その世界での空しい闘争はなくならない。

 

還暦曼荼羅：試作の模索＜２＞

【還暦曼荼羅：試作の模索】

魂で感じ取ることが出来れば　それが最良の覚り方だと思う
唯一の答えではないが　それは排除されない一部である

還暦曼荼羅：試作の模索＜１＞

【還暦曼荼羅：試作の模索】

人生を、生命を、宇宙を、存在の全てを表現するひとつの方法として「曼荼羅」への洞察は有効かと考える。
ふとした切っ掛けで曼荼羅の世界に興味を持つこととなった。これも還暦の為せる技のようにも思える。新しい模索の始まり、終わることのない探求…