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還暦デビュー最終章 [還暦デビュー雑感]

還暦_3_3:眺望.jpg

六十歳の還暦を経て九年が過ぎた。もうそろそろ「還暦デビュー」もお仕舞いかな…と思う。
還暦を迎えた頃は様々なことをやりつくして一段落ついた感じもあり、ここらで人生を総括して振り返ってみようと思っていたが、あっという間に時が過ぎた感がある。
六十歳になったばかりの頃はまだ頭も聡明で、これまでの人生から発見したことや気づいたことなどあったが…最近では集中力の持続が衰えて、深い洞察とか思索がスッキリまとまらない事がある。弱ったものだ、これが老化というものだろう。弱ったものだとは言ったが、これは当たり前で自然なことなのだ。いたずらに否定的に考えることはない。自身の老化を素直に受け入れてそれに対応してゆくこと。これは昔から祖先たちがやって来たことなのだが、なぜか今の社会は否定的に捉えているようだ。

「素に戻る」これが現在の感覚だ。
一期一会。一度きりの人生。そう考えた時に辿り着いた応えが「素」に戻ることだった。私はいつの間にか “素裸”の気持ちで “素直”に生きる事を忘れてしまっていたようだ。

素の切れ端.jpg

この世を過信せず否定もせず、人間を過度に愛さず離れもせず、作りこまれた自分自身を脱ぎ去って恐れずに生きるということを知る。
残りの命の使い方に気づかされる日々の連続である。

<還暦デビューブログはこの章をもって一旦終了といたします>

※令和4年8月吉日・了

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