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閃光仮面身上書 [還暦デビュー雑感]

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この世が誕生した時から、人の憎しみや哀しみそして苦悩は生きつづけて来た。人間というものは元々、残酷で危険な醜さを持った他の動物たちと変わらない生きものなのかも知れない。だから人の知恵が神を創り、善悪という概念をつくり、モラルを作り出したに違いない。それは人間をこの世の支配者にして社会をつくるための組織力の源とするためなのだろう。しかしそうやって作り出した世の中は何か得体の知れない影の力によって牛耳られ、知らない間に一部の者を肥え太らせるための構造になってしまっていた。
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この世に「鬼」の存在する意味が明らかになった。それはこの社会にバランスをもたらす為の天の配分に違いない。古の昔から脈々と受け継がれて来た「鬼」の精神は現代となった今もひっそりと生き続けている。
▼「閃光仮面」はその姿を隠して日常の中で活動しているのだが、活動の真意や真相はほとんどの人から誤解を受けたままである。愚痴を言うまい語るまい。所詮この世は霞か霧か。毒と薬が中和して人生路傍に花咲かす。
▼「閃光仮面」は闇の必殺人とも呼ばれている。時には何者かの依頼を受けて、常人が立ち入ることのない不条理な法を超えた世界で活動する。そしてその行動を裏付けする概念を一部の人たちは『絶対正義』と呼んでいる。
▼「閃光仮面」は一般社会にオーディナリー・ピープルとして暮らしている。それは貴方の化身かも知れない。貴方の潜在意識の中に眠っている “覚醒されていない理想”かも知れない。人間がこの世に生きるために備えられた資質としてひっそりと息づいている。

手に持つアイテムは「鬼神ウィッパー」という鞭だ。手足の様にあやつる事も出来れば武器にもなる便利なものである。「閃光仮面」に凶器は要らない。悪者を駆除する事が役目ではないからだ。しかし彼等に制裁を加え恐れさせることは必要であり、「絶対正義」の前に無力である事を自覚させねばならない。

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“概念書き換え”の時機が到来する。既成の愛や平和や信頼を打ち破って、魂に鬼を発見する時がやって来た。“似非なるもの”に心洗われない事を、強さを持たない人々に知らしめるために「閃光仮面」は闇の仕事人として今日も生きる。

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コメント 2

jyoji-san

「絶体正義」の能力を自分が持ったら、「きっと自制が効かないだろうな」と思う怖さを自分に感じる時が有る。

by jyoji-san (2020-10-08 10:56) 

扶侶夢

>jyoji-san さん、ご来訪&コメント有難うございます。
自制が効かないだろうというのは正解かも知れませんね。一見素晴らしそうで実際に持ってみると実は怖いというものが世の中にはいっぱいありそうですね。
by 扶侶夢 (2020-10-16 11:46) 

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