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扉はひとつではない~多次元への招待 [還暦デビュー雑感]

何かを眺めている私がいる。また別の私は角度を変えて同じものを見ている。そしてまた、それらを後方から眺めている私という存在がある。
ひとつのものを多角的に眺めることを知ると、次元を越えたもうひとつの世界のあることを感じることが出来る。
今の私には人生の最終章に向かっていることを意識して、納得のゆくあっ晴れな生き方を選びたいと思っている。

この世に在るものはすべて多彩な面を持っている。人生も同じでひとりの人間にも様々な側面が存在していて、どれを選ぶかはその人生の主である本人の業なのだろう。生まれた時代や国家という概念、両親や家庭環境の違いによって人生は自分の意図とは関係なく運命として決定づけられると考えるアカデミック派か…、自分の生きている世界を自分なりの概念に書き換えて自分の中に取り込んで世界の中心で生きるプログレッシブ派か……。実はそんなことは問題ではなくて、この世の殆どの問題はどの考え方を支持しているかによってきまってしまっているという事だ。何も難しい事ではない。
広く観れば選択肢は実にたくさんあるという事だ。但しそれぞれに条件が付いているけれど、覚悟を持てば意外と人生には多くの選択肢がある。

多次元ドア.jpg

生命の存在は三次元ではない。
そう考えると、命とは人間の知恵では捉えきれないもっと可能性を秘めたものだと実感する。生き死にでは捉え切れない、もっと別の視点が存在する様な気がする。そのことを知ればもっと自分に相応しい生き方も見つかるものだ。何も狭い限られた固定観念に縛られて愚痴をこぼしながら無理やり生きている事もない。勿論あきらめて自死することも無い。
数多く存在する多次元の扉を開いてみよう。「飽きっぽい」「気が多い」何と言われようと自分の人生は自分のものなのだから、好き勝手に生き方を選んでみよう。目から鱗が落ちる様な発見を経験したことがあるだろうか?それを知ったら、もう狭い過去の囲いの中に戻る気はしなくなるだろう。

ハンドルを握っているのは貴方です。舵を切るのも貴方です。人生は運命の縦糸と偶然の横糸との綴れ織りですが、それは貴方の手中に在るということをお忘れなく。 

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