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続・円のイメージ~私の還暦考 [還暦デビュー雑感]

「円」には完成された形のイメージがある。「三角形」は理論的バランスのとれた最良の形だが「円」となるとそれらを超えた別の視点を感じる。
「還暦の視座」という話しの中で円を持ち出したのだが、円の中心に座を構えるとそこから360°の視界が広がり、どれを取っても正解という考え方に至る。つまりものの見方は見る人の人数分だけ見方がありそのどれもが正しいという事だ。その正しさとは一体どういうことだろうか?10人いれば10通りの正解とはひとつを求める者にしてみればどこにも正解がないとも言える。全てを包括しているものは全てから自由であり全てから拘束されていないとも言えるだろう。

ところで、「円」の中心とは「無」である。物事を突き詰めて深く進んでゆくと到達するのは“無という答え”である。ブラックホールを例えるまでもなく、台風を例にとってみると良い。周囲は強い風が吹いていて移動しているけれど、その中心は何故か無風状態に近い。台風が近づき強風にさらされ戦々恐々としていても、そこを乗り越えれば無風状態がやって来る。コースを避けながら逃げるのも良いけれど、確実にいつか過ぎ去るというのも事実である。円の中心に近づけば近づく程“無風状態”なのだ。
元は点から始まりそれが膨張して宇宙全体に広がる…一体この「円」の正体とは何であろうか?

ドロー:円-01.jpg

最近、自分の思いを語る漫画(or 絵物語)を描こうと思い始めた。ジャンルも定めにくくて方法も一貫していない。それでも何とか形にしたいのなら、常識にとらわれず自分勝手に発表するしかない、そう思い始めている。多分この円にまつわる考えが表われる事だろう。
還暦の視座として「円」を取り上げてみたが、実は自分の思いを遥かに超えるものがそこには在ったようだ。

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