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改めて “還暦” のタイトルを考える [還暦デビュー雑感]

「還暦学講座」「還暦デビュー」「還暦の荒野…」と“還暦”をコンセプトにしたタイトルを付けてこのブログを続けて来たけれど、改めて私にとっての“還暦”の意味を確認しておきたいと考えた。
本来の還暦の意味とは違っているとは思うが、私の中での還暦とは人生をひと通り生きて、ある意味で終着したという気持ちを持つことでもある。

今こんな心持ちでいる人がどれだけいるのか分からないが、還暦を迎えた時点で人生が一度終わった事にして総括をするという事である。
この総括はこれまでの自分との完全な決別とも言える。ある意味で“人生の断捨離”で未練を捨てて全てを一旦廃棄する感覚とでも言おうか…。新しい次元で生き直すためにこれまでの価値観や固定観念を“捨て去る努力”をする事はそう簡単な事ではなくもちろん“理想”である事は承知なのだが。

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この世に生まれてからこれまで、多くの事を教えられたり身に沁みたりして生きてきている。しかし考えてみればその多くは私を取り巻く“社会の総意”でもあった様な気がする。いつの間にか私は周りから与えられる知識や情報に従って生きていたのだった。
アクションを起こして得られる結果も一定の社会的基準に沿ったものだ。現実的にはそれは正しいのだが、それが既成概念によるものなら100%の正解とは言えないのではないだろうか。

還暦の先にあるもの…それは解脱の後の“魂の生き方”と言うのは大袈裟だろうか?

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いっぷく

Facebookの投稿で、浪人していた学生時代の同級生がひと足早く還暦を迎えましたが「自分にしては上出来な人生だった」と振り返っていました。
最初はどこかのソフトハウスに就職して、その後ソニーに移って、リナックスを広めた人です。
妻の病気で早めにリタイアして北海道に移住し、双方の両親も見送ったそうです。人生の道順は一通り歩いたという自負があるんでしょうね
私の場合まだ母が健在で、妻は両親とも健在で、子供は障碍者ですから、現在振り返るような状態ではないのですが、まあたとえその後何年たってからでも、「上出来な人生」と振り返れる自信はないですね。
なんか生涯「こんなはずじゃなかった」とか、「ほしのもとがもうちょっと普通だったら」とか文句を言ってそうです。それが実は生きる糧かもしれませんし。満足したらぽっくりいったりして。
by いっぷく (2019-09-25 00:58) 

扶侶夢

>いっぷくさん、ご来訪&コメント有難うございます。
願った通りの人生なんて、まずお目にかかる事はないですね。満たされないのが人生…って分かったような事を言いますが、そんなもんだと思って生きた方が覚悟が出来て潔しです。
外れっぱなしの人生をくさらずに生き切るって、それはもう凄い事だと思っています。案外とそんな生き方出来る人は少ないと思いますよ。
by 扶侶夢 (2019-09-25 22:39) 

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