還暦の猫 その9「冬の終わりの或る日のつぶやき」 [還暦猫ミカン]
ジャズを聴きながら暖まっていると至福のひと時を感じる。何にも犯されない魂の空間というものを、我が仲間たちは知っているニャろうか…。獲物探しの猟をするばかりが生業ではニャい。若い猫たちならいざ知らず、還暦の猫ともなれば趣味探究の至福の生涯を知らなければこの世に生まれた醍醐味を知らずに終わることになるんだニャア。
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最近は歯がめっきり弱くなって食の好みも変わってきたようだニャ。猫の食事情に無頓着な我が家の給食には相変わらず硬いペットフードが混じっているので仕方なく頂戴しているが、本当はもう少し柔らかい高齢者用のものにして欲しいのが正直な気持ちだ。数年前なら食欲旺盛だったものがやはり歳のせいか食べる量も減って来たようだ。食欲はバイタリティのバロメーターとも云えるらしく、減退は夜の行動範囲にも影響する様だニャ。最近は夜会も億劫になってそろそろ猫社交界からも引退かなと思い始めている。
そういえば何日前だったか、近所で可愛い子猫を見掛けたニャア…。ひと昔前に同居していて姿を消した姪猫「コブチ」によく似た容姿だった。猫族界では血縁などというものは何の意味も持たないが、それでも同じ屋根の下で過ごした家族には特別な想いが残っているものだ。“情”では結ばれない猫族の繋がりだが動物的な力関係というものはいつの間にか出来上がるもので、幼猫時代からの成長道程と培われた世界観が全体社会を形成してゆく…って難しい話になっちゃったニャア(苦笑)
そういえば何日前だったか、近所で可愛い子猫を見掛けたニャア…。ひと昔前に同居していて姿を消した姪猫「コブチ」によく似た容姿だった。猫族界では血縁などというものは何の意味も持たないが、それでも同じ屋根の下で過ごした家族には特別な想いが残っているものだ。“情”では結ばれない猫族の繋がりだが動物的な力関係というものはいつの間にか出来上がるもので、幼猫時代からの成長道程と培われた世界観が全体社会を形成してゆく…って難しい話になっちゃったニャア(苦笑)
暖房とジャズのあるご主人の机上で想いに耽る…還暦の猫にとって世俗的死活を離れた至福の時間でもある。有り難ニャ、有り難ニャ。
顔近っ。熱くないのかにゃ。
by かめにゃん (2019-03-09 10:47)
>かめにゃんさん、ご来訪&コメント有難うございます。
還暦の猫は面の皮が厚くニャッているのか、皮膚感覚がボケ始めているためニャのか…全然熱くないんだニャ、これが。
by 扶侶夢 (2019-03-09 15:21)
そうなんでやすね。お年よりの猫ちゃんだから熱くないのでやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2019-03-15 20:22)
>ぼんぼちぼちぼちさん、ご来訪&コメント有難うございます。
そうなんですよ、寒さには弱いものですから日中は丸くなって日向ぼっこで熱を吸収したりしてますけどね。
by 扶侶夢 (2019-03-16 19:15)