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次元の扉をイメージする [還暦デビュー雑感]

若い頃に“目ざめから眠りに入る境い目”を見極めたいと幾数日も挑み続けた事があった。結局何度も失敗して睡眠不足状態になって、ある時うつつの様な状態で見たのが「白い扉」だった。
40代の脂が乗り切って有頂天だった時代に車で瀕死の事故をした。鉄柱にぶつかるのがあと1メートルずれていたら即死だったろう意識不明で、搬送された時に三途の川の向こうに見えたのが「白い扉」だった。
魂は時空を超えることが出来るが、肉体は生きているこの次元でしか存在することが出来ない。「白い扉」というのはこの次元と別次元の境い目の事であり、どうしてもそれを確かめたかった私の空想の産物なのだろう。

image_白い扉.jpg

「次元」という概念を捉えた時に例の“白い扉”が頭に浮かんだ。本来は形のない存在すらもないものが次元の境い目なのだが大方の人間は残念ながら有形の何かに託さないと対象を掴めないものなので(神を偶像崇拝してしまうのも同じ)その象徴として私の場合「白い扉」が現われたのだろう。
この白い扉を開いて一歩踏み出せば、まるでドラえもんの「どこでもドア」の様に別次元にワープ出来るようだ。生と死の境い目、夢と現の分れ目をようやく掴み取ることが出来たがまだその先を飛び越える気持ちには至らない。念願の生死の境い目を見極めた次の課題は、この先にある別次元を垣間見るための探求になりそうだ。

 

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コメント 4

don

40代の時に大きな事故をされたのですか。
無事でよかったですよね。
別の次元。宇宙戦艦ヤマトみたいに、一度でいいからワープしてみたいです。

by don (2019-02-26 12:41) 

扶侶夢

>donさん、遠いところからはるばるコメント有難うございます ^^)
海外旅行もいいけれど、次元ワープもしてみたい…銀河鉄道999みたいに。
by 扶侶夢 (2019-02-27 10:22) 

いっぷく

そういえば妻が心肺停止したとき、息を吹き返してからも10日間昏睡していましたが、三途の川も過去の出来事のパノラマもなく、普通の夢をみていたそうです。具体的には数年後の家族の姿とか。でもそれは正夢ではなさそうです。
私も正夢って経験ないんですが、努力して実現するものでもないと思うので難しいですね
by いっぷく (2019-03-03 02:29) 

扶侶夢

>いっぷくさん、ご来訪&コメント有難うございます。
夢というのは目が醒めたからこそ夢をみた“実感”がある訳で、目覚めてからの後付け的なものの様に考えています。そういう意味では「正夢」と云われるものも予知ではなくて一種の回想のような構造に思えます。
by 扶侶夢 (2019-03-07 10:43) 

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