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還暦の猫 その13「コロナ禍での近況」 [還暦猫ミカン]

近頃よく家の前を土木工事の車が行き来する。若かった頃はそんなものニャンとも思わなかったのだが、歳を取ると車の音にもビクついたりしてしまう。
そして部屋の隅で居眠りをしている事が何よりも幸せな時間にニャった。老いたものだ…と思う様にニャって何もかもが若い頃と違い不自由になった気がするんだニャン。周りの悪友たちも居なくなって、世代はすっかり若返った感じがするんニャ。遊び相手もいなくなってご主人のくれる “十歳以上用”のペットフードを食べていると、ますます年老いた気分になって来る。

老猫ミカン_居眠り.jpg

ご主人は今、保健所に勤めていて毎日コロナ禍に関わって仕事をしている。14日間の待機を強いられている帰国者や濃厚接触者に連絡を取り、体温や健康状況をチェックして管理をしているんだニャン。意外と知られていない医療現場での問題や実態を間近で見ていて、世間で言われているコロナに関する風評を “それは違うんじゃないか”とか言いたくなるそうだが、基本的に個人情報に関わる守秘義務を強いられているため勝手な事は言えないわけだニャン。人間というヤツは本当に面倒くさそうでよく分からないニャン、どうしていつも物事の主従が逆転して、どうでも良さそうな事を第一番にもってきて肝心な事が後回しになってくるのだろう?コロナ禍対策もまだまだ七転八倒で時間がかかりそうだニャン。
そう言えば、最近飼い主のない野良猫たちを見かけなくなったがこれもコロナ禍が影響しているのだろうか…。ご主人の勤める保健所にも “猫が舞い込んで来て迷惑している”という電話が増えたと言っていたニャン。平和な時は可愛がっていても、黴菌がどうだ感染がどうだという事になると迷惑がられるものなんだ、我々猫族は。マスクを付けられスプレー消毒をさせられていた仲間がいたニャ。

ミカン_眠そう.jpg

コロナの影響で人間の生活様式が変わったらしいが、我々猫族には何の変化もない。過去から未来にかけて人間の作った社会の流れに表面上は合わせているだけで、猫の生活様式なんてそんなに大きく変わるものじゃないからニャア。変わらず流れに乗って生き続けている我が猫族をどうか末永く見守って下さいニャ。

階段のミカン_H30.jpg

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