SSブログ

還暦の創造を考える [還暦学講座:第二部]

還暦学講座title_02.jpg

還暦を過ぎてからの冒険・挑戦のひとつに“起業する”という事があるだろう。しかし若かった頃の起業とは意味合いも違うものだ。
かつては私も独立自営をしていた事もあるのだが、それはクリエイティブな世界で独自のスキルを身に付けて、地方ではあったが時代の先端的な活動をしていたものだった。子どもの頃から絵を描く事が好きで学生時代から漫画や絵本を描いていた事が高じて広告クリエイターとして独立の道を歩むことになったのだ。
そのまま続けていれば自分の好きな道で自由と富も手に入れて、還暦を経た今頃は悠々自適の生活を送っていたのだろうが…


最近訳あって、在宅ワークを模索し始めた。考えが甘いとは承知しているのだが、外出して日中の数時間職場にいる事が困難に思えたので、かつてSOHOとかホームオフィスという言葉があったが、その様な感覚で仕事が出来ないものか考えた。
「働き方改革」とか「副業時代」とか言っている割には社会環境が整っていない様に思える。そもそもお上に頼る気持ちが間違っているのだ。結局は若かろうが歳を取っていようが他人に頼らず、新天地を耕す気持ちで創造性を持って立ち向かわなければならない様に思う。これまで歩んで来た道のりの蓄積されたスキルやキャリア、有形無形の使えるものを棚卸しして、搾りかすでも良いから創造性を発揮して使い切る気持ちが大切だろう。


広い世の中には、自分に同感し同調してくれる人もいることだろう。後押しをしてくれたり協力をしてくれる人もいるかもしれない。しかし、まずは独立独歩で自分の道を歩き始めなければならない。何かに頼る気持ちを抑えて、そこから始める覚悟をする事が、還暦の次の世界を手に入れる心構えの様に思える。
還暦を過ぎた高齢者にとっての“創造的ワークとは…?” またの機会にもう少し掘り下げて考えてみたい。

nice!(14) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 14

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。